秋田県視覚障害者福祉協会
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平成29年度 活動報告
◆ 触読勉強会(点字講習会)

平成29年4月から12月の間月1回のペースで、点字講習会が行われました。
12月は、点字で年賀状作成にチャレンジしました。

◆ 地域交流事業

29年度は、5地域(大館・北秋田・秋田・仙北・湯沢雄勝)で治療奉仕を実施しました。

11月26日 ブラインドテニス横手教室

ブラインドテニス教室が、横手市 朝倉館を会場に開催されました。
当日は、指導員7名、受講者7名によるワンツーマンでの指導。初めて参加した方は、スポンジのボールに鈴が入っているのに驚いていました。テニスと言うからには、ゴムのボールの中に音がする物が入っていると勘違いをしていたようです。
ラケットを握っての練習では、ボールの音にすぐに反応できず、戸惑うばかり。うーん!難しい!何度か繰り返しやらないと、自分の物にはならないようです。
それでも良い体験をしましたとの声が多く聞かれました。

11月19日 稲庭うどん手作りを体験

湯沢氏の 佐藤養助 本店におきまして、稲庭うどん手作り体験と増田町蔵屋敷見学・散策会が開催されました。
当日は、 天気予報が見事に当たり?冷たいみぞれにもかかわらず、日本古来からの伝統文化に触れ、とても清々しい気持ちになりました。稲庭うどん創業万延元年一子相伝の「心・技・味」を受け継ぎ、「練る・綯う・延ばす」のすべての工程が人の手によるものだそうです。
今回、そのいくつかの工程を実体験してきました。ひも状の強い腰のある生地がどんどん変化してゆく様は驚きでもあり遊び心をもくすぐられるという不思議な体験でした。
体験したうどんは、職人さんの手によって仕上げられ、後日宅配便で自宅に届けられました。
午後からの、増田町蔵屋敷見学は、すばらしい伝統建造物の説明を受けながら、「少しでも見えていたらなぁ」という思いと、脈々と生活を営み守り続けている、歴史と郷土愛の深さを感じました。

11月19日 スマフォ講習会を実施

仙北市立角館樺細工伝承館において、今年度第2回スマフォ講習会が開催されました。
受講者の中には、スマフォを触るのが初めての方も多く、講習会ではじっくり触る事から始まりました。
カメラで写した物を認識して何であるか教えてくれるアプリを使って参加者のパートナーの盲導犬を試しに写してみましたが、なんとワンちゃんの毛の色と着ている服の色、そして犬の種類(ラブラドール)まで認識して音声で教えてくれたのに、参加者一同大変驚いていました。
初めてじっくり触って、操作方法などの講習を受けて、ある程度使い方を覚えればこれは何とか使えると実感したとの声も多く聞かれました。
春には、誤差数センチといわれる日本版GPS衛星が実用化されるようなことも聞いています。ますます便利になるスマフォ。参加者の中には、購入を検討中との方もおられました。

11月12日・13日 第56回東北盲人福祉大会仙台大会参加

東北地区の視覚障害者団体が一堂に会して、当面する諸課題について討議し、大会宣言・大会決議を採択しました。

10月28日〜10月30日 第17回全国障害者スポーツ大会に出場

第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」が、10月28日から3日間、愛媛県で開催され、秋田市の藤原弘敏さんがサウンドテーブルテニスに出場しました。
大会前日、 秋田から空路羽田回りで広島に行き、広島からバスでしまなみ海道を通って松山に入りました。当日はすばらしい秋晴れに恵まれ、半袖でも良いぐらいの暖かさで、車窓から見える海と島々がとても穏やかでした。
大会当日28日は、あいにく朝から台風22号の影響で雨降りでしたが、松山市の愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)で開会式が行われ、選手団は雨具を着用しての入場行進となりましたが、式典はとてもすばらしく感動しました。
サウンドテーブルテニス競技は、松山市の隣の松前町の松前公園体育館と松前総合文化センターで行われました。
1試合目は静岡の選手との対戦でしたが、リードする場面もありましたが3−1で惜敗しました。
第2試合は埼玉の選手との試合でしたが、フルセットまで、しかもあと1ポイント取れば勝ちというところまでいきましたが、逆転され、この試合も惜敗しました。

10月22日 第16回秋田県サウンドテーブルテニス選手権大会

秋田県心身障害者総合福祉センター2階卓球室・3階会議室を会場に第16回秋田県サウンドテーブルテニス選手権大会が参加者19名で開催されました。

以下が大会成績です。
サウンドテーブルテニス(アイマスク着用)A男子の部
優勝 沼倉正美 2位 長澤源一 3位 武田利美
サウンドテーブルテニス(アイマスク着用)A女子の部
優勝 高橋順子 2位 煙山百合子 3位 高橋麻由(秋田県立視覚支援学校)
サウンドテーブルテニス(アイマスク着用不要)B男女混合
優勝 佐佐木昭 2位 樽川勝由 3位 門間博明

10月15日 三療講習会

県福祉会館9階会議室を会場に、三療(あんま・マッサージ・鍼灸)講習会が開催されました。
テーマは「腰痛について・腰痛を起こす病気の種類とその対応法、東洋医学的な考え方、治療等」。講師は秋田県立視覚支援学校教師佐藤均先生。
腰痛の原因や、腰痛の東洋医学的な考え方、治療穴などについての講話を聞き、その後様々な症例などが話され、また最新の医学的な知識や経穴の新しい取穴法についての説明を聞き、医学が日進月歩の世界であることを確認しあいました。

10月15日 あはき等法19条を守る東北協議会秋田支部設立集会開催

現在仙台地方裁判所で進められている、あはき等法19条違憲訴訟については、あはき等法19条を守る東北協議会が視覚障害者の大事な職域としてのあんまマッサージ指圧業を守ろうと、署名活動や募金活動などを行っています。この活動を県内においても関係団体が協力して推進することを目的として、秋田県社会福祉会館において支部結成集会が開かれました。
集会では、会則の承認・役員の選出そして、お互いに情報を共有しながら協力して活動を推進することなどを確認しました。

10月8日 小坂町レールパークへの旅を満喫

秋田駅東口バス乗り場から参加者20名を乗せたバスは、小坂町に向けて出発!
到着後、最初に鉱山事務所を見学。ガイドさんの説明を聞き、明治時代に小坂鉱山の人口が3万人で、秋田市が3万5千人であり、生産量が秋田県決算額の8倍で日本一であったと聞き、突然、頭に宇宙都市が出現してきた。
事務所の中を見ると、日本には当時無かったガラスをベルギーから輸入したと言うシャンデリアが頭の上に。そして建物の中心に巨大な秋田杉の柱、窓は二重になっており、内側の窓は木製で軽く上下する細工窓、すべてが豪華。
その他に総合病院を経営し、従業員の厚生施設として康楽館をつくった。いかに当時の藤田組が巨大企業であったことを物語る施設ばかりでした。
その後、 康楽館を見学し、最後にレールパークに移動。
駅舎に入り、ホームを通りそして、踏切を渡るとそこは車両庫。車両庫には、ディーゼル機関車、ラッセル車が置いてあり、思う存分触れることができ感動でした。
そして、トロッコにも乗車しました。頬にあたる風がとてもさわやかで、子どものころ小学校前の木材を秋田駅貯木場まで運ぶトロッコを思い出しなつかしさで胸がいっぱいになりました。

10月1日 わくわく文化祭開催

さわやかな秋晴れのもと、秋視協わくわく文化祭が秋田県社会福祉会館10階大会議室、9階第4会議室を会場に開催されました。
恒例の文芸作品には会員10名から多数の作品が寄せられ、
秋田市歌人協会顧問の三浦先生より優秀作品の発表と講評がありました。
続いて、錦心流琵琶奏者 鷹觜 優水(たかのはし ゆうすい)さんによる琵琶の演奏が始まり、平家物語と八島の誉れが解説と共に披露され、また秋田市仁井田に伝わる民話「ふき娘」の創作琵琶も披露されました。
鷹觜さんの朗々とした語りに合わせた琵琶の音色は、時に優しく、時に激しく、また歌うように、そして語りかけるようであり、日本人の心の奥深くに響く素晴らしい演奏でした。
会員によるアトラクションとして、秋田市の大山信子さんが詩吟を披露し、堂々とした発表に会場から大きな拍手が湧き上がりました。
青年部によるフードコーナーも大盛況で、手作り豚汁に心も体も温まりました。
また当日は秋田県点字図書館による視覚障害者情報機器と日常生活用具展示会も同時開催されました。通常の展示品の他に、100円ショップで買える便利グッズも展示され、多くの会員が手に取っていました。手軽で便利な物への関心の深さを実感しました。

9月30日 リーダー研修会を開催

会員並びに各団体の代表者及び支援者など関係者が、共に、視覚障害者が当面する課題や諸問題について研修を通じ見識を深める目的で、9月30日、県心身障害者総合福祉センター3階会議室において、今年度のリーダー研修会が開催されました。
講師に秋田県障害福祉課 保坂小春さんをお迎えし、「秋田県手話言語、点字等の普及等による円滑な意思疎通の促進に関する条例」について条例についての詳細な解説をしていただきました。
その後、ディスカッションとして、見え方の違いによるコミュニケーション支援の在り方について 「果たして自分の場合は?」とのテーマで活発な話し合いがなされました。

9月24日 グラウンドゴルフ教室

秋視協青年部主催のグラウンドゴルフ体験教室が、秋田市の健康増進センター「ユフォーレ」で開催されました。
出席者は、会員、ボランティアの方々を含めて11名。秋晴れの中、自然の風を感じながらグラウンドゴルフを体験しました。
初心者コースを3組に分かれ、1チーム3〜4人で、全コースをそれぞれランダムにスタート。初心者コースとはいえ、そんなにあまいものではありません。ショートやオーバーは当たり前、草むらやOBの連発。おかげさまで終了までの2時間で何日分歩いたことか?
体力を使い、ノドも乾いた頃ちょうどお昼となりました。冷たい飲み物、肉、野菜、焼きそば。空腹になった食欲を止めることはできません。
食後には、「ユフォーレ」の温泉に入浴してリフレッシュ。疲れた体を癒すには最高でした。
おかげさまで、心身ともに満たされた一日でした。

9月24日 盲導犬理解のための説明会と実体験

仙北市田沢湖公民館を会場に、講師に公益財団法人北海道盲導犬協会の指導員を迎え、盲導犬理解のための説明会と実体験が開催されました。
体験者に話を聞くと、盲導犬が力強く引っ張ってくれたので安心した。目の見えない人にとって盲導犬が大切な存在だと分かったなどの感想がありました。

9月10日 自然観察会に会員が参加

秋田県自然観察指導員連絡協議会主催の自然観察会が開催され、会員、付き添い合わせて10名が参加しました。
途中、大潟富士に立ち寄り全員が無事富士山の登頂を果たしました。
生態系公園では丁寧な説明を聞きながら、樹木の幹や葉っぱや木の実に触ったり、香をかいだり、山ぶどうを口に含んだり、サルノコシカケなどのキノコに触らせてくれたりと、触覚・嗅覚・味覚を充分はっきして楽しむ事が出来ました。
昼食後はハーモニカに合わせて秋田県民歌や青い山脈などを全員で歌い、とても楽しい自然観察会でした。

9月5日〜9月7日 全国盲女性研修大会

第63回全国盲女性研修大会が関東ブロックを主幹として、群馬県のホテルメトロポリタン高崎を主会場といたしまして、日盲連の竹下義樹会長の出席のもと開催されました。本県からは、付き添いを含めて7名が参加いたしました。
代表者会議においては、各ブロックからの提出議題も含めて提案された議題が全て承認されました。
来年は島根県で開催されます。

8月26日〜8月27日 全国盲青年研修大会講習会

鹿児島市東急REIホテルを主会場として「第63回全国盲青年研修大会」が開催されました。
26日の代表者会議においては、各ブロックからの提出議題も含めて提案された議題が全て承認されました。
来年の開催は奈良県で9月16日(日)、17日(月)と決まりました。

7月23日 第2回サウンドテーブルテニスレベルアップ講習会

秋田県心身障害者総合福祉センター体育館において、第2回サウンドテーブルテニス レベルアップ講習会が開催されました。
今年度一回目では、ルールを学び、フォームの修正とすばやい動きの改善に努めてきま したが、その成果を実践で試すことを目標に参加者は真剣に取り組んでいました。

6月25日 ブラインドテニスを体験

県心身障害者総合福祉センター体育館において、講習会が開催されました。日本女子テ ニス連盟秋田県支部の方々を講師に迎え、受講者12名、ボランティアの方々も含め合 計17名が参加されました。
ブラインドテニスは日本で考案されてから20年以上プレーされているスポーツですが、秋田県では3年前に初めて講習会が開催されました。何回か講習会を開催し、秋田 県内でも競技者が徐々に増えはじめ、秋田県でも愛好者サークル「すまいるあきた」が 結成されました。
今回の講習会にもサークルメンバーがお揃いのTシャツで参加協力してくださり、女子連盟のコーチと共に初心者への適格なアドバイスをして下さいました。 全盲の方はなかなかラケットにボールが当たらず悪戦苦闘していましたが、それでも一 生懸命ボールを追う姿に感動しました。
※ブラインドテニス:ブラインドテニスは、音のでるボールをラケットで打ち返すス ポーツで、ルールは、普通のテニスとおおよそ同じですが、弱視は2バウンドまで、全 盲は3バウンドまでに打ち返すことができるというのが、一番大きな特徴です。

6月18日 平成29年度定時総会開催される

平成29年度定時総会が県心身障害者総合福祉センターで開催され、佐々木道吉議長の下、平成28年度事業報告・決算報告・公益目的支出計画実施報告・あはき等法19条を厳守することを求める決議などの執行部提出議案のすべてが原案の通り承認されました。

5月26日〜28日 全国盲人福祉大会徳島大会開催

全国各地から視覚障害当事者など多くの関係者が集い、第70回全国盲人福祉大会(徳島大会)が徳島県徳島市で開催され、本県からは7名が参加しました。
期間中はお天気にも恵まれ日中は暑いくらいでしたが、夕方には海風があり、さわやか でした。
28日の大会最終日には、アスティ徳島(徳島県立産業観光交流センター)において第70回全国盲人福祉大会が開催されました。
式典に引き続き大会宣言・大会決議が採択された後、東京都盲人協会の笹川会長から、来年の第71回大会は記念大会として、平成30年6月11日(月)〜13日(水)の3日間、東京文化会館で開催したいとの報告があり、徳島大会は終了しました。

5月21日 第1回サウンドテーブルテニスレベルアップ講習会

秋田県心身障害者総合福祉センター体育館において、サウンドテーブルテニスレベルアップ講習会が開催されました。
普段、競技者が勘違いやうろ覚えしているルールをこの際にしっかり覚え、楽しくプレ ーをする事を目的に午前中は講習会を実施し、午後からは普段あまり練習しない、A( アイマスク着用)競技者とB(アイマスク着用不要)競技者との実戦練習を行いレベルア ップを図りました。
※サウンドテーブルテニス:卓球によく似た競技です。卓球ボールの中に米粒大の鉄 球が数個入っていて、ボールが転がるとカラカラと音がします。その音を頼りに卓球台 のうえでお互いにラケットで撃ち合う競技です。

3月18日 点字ブロック敷設50周年

私たち視覚障害者の歩行の安全を支える点字ブロックが、世界で初めて敷設されたの は1967年3月、場所は岡山市内の道路。 第1号の敷設から3月18日でちょうど半世紀。現在では国際規格が定められるなど国 境を超えて普及が進み、世界150カ国以上で採用されているとのこと。
点字ブロックの普及で行動範囲も広がっているが、路上の点字ブロックの上に自転車などの障害物が置かれることも常々、健常者には何気ない行為でも、視覚障害者にとって見えない先に障害物があるのは危険極まりない。
点字ブロックを初めて生み出したのは三宅精一さんという方で、視覚障害者が使う白杖を持った人が事故に遭いそうになった場面を目撃した精一さんは、視覚に問題を抱える人でも安全に道路を歩けるシステムを作る必要性に気付き、「音や触覚の捉え方は人 それぞれ。足の裏の感覚は絶対的なものではないか」と考えた。試作を重ね、コンクリ ート製のブロック1枚に49個の突起を付けた初代が誕生したとのこと。
三宅精一さんの努力や苦労のおかげで、現在に至るまで色々な改善があり、現在の形に なったわけだが、これからも点字ブロックの更なる普及を願いたい。

3月12日 女性部、スカーフのおしゃれな使い方学ぶ

県心身障害者総合福祉センター和室において、講師にイメージコンサルタント・コー ディネイターをお迎えし、スカーフのおしゃれな使い方に13名の参加者が挑戦しました。
結び方には70種類もあるとか!今回はドーナッツ巻き、片リボン巻き、ポット巻き 、ニューヨーク巻き、アフガン巻きの5種類を体験しました。会員の皆さん持参したスカーフがそれぞれ違うので、材質や長さに合わせた結び方の個人指導もしていただきました。
普段このようなスカーフの巻き方などを講習する機会がないので、とても有意義な講習会でした。おしゃれにスカーフを巻いて、どんどん外へ出かけたいとの会員の声が聞かれました。

2月19日 スマートフォン講習会を実施

大仙市大曲交流センター第2研修室にて、28年度第9回スマートフォン講習会が開催され、数名の会員が初めて触るスマートフォンにチャレンジしました。
講習会では、お札を判別してくれるアプリ、物体を写してそれが何かを教えてくれるア プリなど視覚障害者に便利なアプリを体験しました。又、指先のタッチの組み合わせによる操作方法、音声による入力方法など講習しました。
洋服のコーディネート・ストック食品の管理・紙幣の識別など、 視力が欲しい!と地団駄を踏みつつ、且つあきらめていた参加者は、スマホによって解消出来ることに、驚いておりました。

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